【テーブル選び基礎編】長方形か丸か楕円か? リビング学習がしやすい天板の形

2024年2月20日

長方形か丸か楕円か?リビング学習がしやすい天板の形

この記事はこんな方におすすめ

テーブル天板の形状別メリット・デメリットを知りたい方
リビング学習がはかどりやすい、テーブル天板の形を知りたい方

~この記事でわかること~

①「正・長方形型」は、1人あたりの有効面積が広くなるが、隣の席と近接すると十分なゆとりを持てない場合がある

②「円(丸)型」は、角型と比べて天板の有効面積が狭くなるが、隣の席と一定の距離がとれるのでゆったり座りやすい

③「ボート・楕円型」は、広いスペースを確保しやすく、隣の席とも近接しすぎないため、ゆとりを持って座りやすい

今回の3種類のなかでは「ボート・楕円型」のテーブル天板がもっともオススメ

リビングやダイニングのテーブルを選ぶ際、多くの方が最初に検討するのは、おそらく長方形型。

でも、必ずしも、その形に縛られる必要はありません。

子どもはもちろん、家族全員が使いやすい天板を探している方必見!

今回は「リビング学習がはかどるテーブル天板の形」に注目し、選び方のポイントをご紹介します。

後悔しないテーブル選び【基礎編】
正・長方形型、円(丸)型、ボート・楕円型を比較!

「正・長方形」
「円(丸)」
「ボート・楕円」
「台形」
「三角・ひし形」
「コーナー」
「半円」
「六角形」
「勾玉・ひょうたん」・・・

天板の形状にはたくさんの種類がありますが、今回の基礎編では「正・長方形」「円(丸)」「ボート・楕円」の3タイプについて深堀りします。

正・長方形型」は、1人あたりの有効面積が広くなるが、隣の席と近接すると十分なゆとりを持てない場合がある

【メリット】有効スペースが広く取りやすく、壁付けがしやすい

正方形・長方形型」は、壁付けしやすく、キッチン近くやお部屋の中央付近など、レイアウトしやすいのがメリット。

丸型と比べると、角があるぶんテーブル上が広くなり、有効スペースが横方向に広がります

子どもと対面するよう座ったり、真横に座ったりと、勉強を見守る際の位置取りも自由度高め

 

エダ

お誕生日席を使えば、大人数で座れます。ベンチ型スツールとの相性も抜群

 

【デメリット】隣の人との距離が近すぎると、集中しにくくなる場合がある

一方、天板のサイズが大きすぎたり、横方向に長すぎたりすると、圧迫感を与えやすいのが難。

狭小サイズの場合は、隣の席との距離が近すぎて肘がぶつかりやすくなるなど、勉強や作業に集中しにくくなることも。

複数人で座った際、同じ長手方向に座る人同士の顔が見えづらくなるのもデメリット。

 

いろいろ知りたい人

テーブルと椅子の脚部位置によっては、椅子をテーブル下に収納しづらくなることも・・・

 

円(丸)型」は、角型と比べて天板の有効面積が狭くなるが、隣の席と一定の距離がとれるのでゆったり座りやすい

【メリット】子どもと適度な距離感を保ちつつ、コミュニケーションを取りやすい

円(丸)型」は、狭小サイズでなければ真横に人が座ることが少なく、複数人で使っても適度な距離感を保つことができます。

また、どの席に座っても、顔を合わせやすくなり、会話がしやすいのがメリット。

やわらかなフォルムで空間を圧迫しにくいほか、省スペースにレイアウトしやすい点も魅力です。

 

エダ

万一ぶつかっても、天板に角がないので安心。椅子も自由にレイアウトできます

 

【デメリット】直線の壁にぴったり付けて配置するのは難しい

一方で、正・長方形のように、直線の壁にぴったりテーブルを付けて配置することはできません。

角がないぶん、長方形型よりテーブル上の有効スペースはやや狭め

また、天板の端に4本脚を取り付けたタイプは、座る位置によって脚が邪魔になります。

 

いろいろ知りたい人

直線型のベンチスツールは、見た目のバランスが悪くなるのであまりおすすめできません

 

 

ボート・楕円型」は、広いスペースを確保しやすく、隣の席とも近接しすぎないため、ゆとりを持って座りやすい

【メリット】子どもとコミュニケーションしやすく、テーブルの有効スペースが比較的広い

ボート型天板の例(pinterest

ボート・楕円型」は、角型(正・長方形)と、円(丸)型のメリットの両方を併せ持ちます。

なかでも楕円形型は、座った際に互いの顔を見合わせやすく、子どもとのコミュニケーションが取りやすいのがメリット。

そのうえ、円(丸)型に比べて長さがあるので、テーブル上の有効スペースが広がります

短辺側の席も、比較的座りやすいのが嬉しいところ。

 

エダ

正・長方形に比べると圧迫感は少なめ。天板の角に頭をぶつける心配もありません

 

【デメリット】角が無い分、有効スペースが少なくなる&短辺側の席が使いづらい

長方形型と比べると、テーブル上の有効スペースは少なめ

隙間なく、壁にぴったり付けることもできません。

天板の端に4本脚が設置されたタイプは、脚が邪魔になり、座りにくくなることがあります。

 

いろいろ知りたい人

短辺側のお誕生日席は、有効スペースが狭くなるのがネックといえます

 

リビング学習がはかどるテーブル天板【基礎編】

「正方形・長方形」「円(丸)」「ボート・楕円」の3タイプで比べた場合

【お部屋の広さにある程度余裕があり、レイアウトの自由度が高いなら】
子どもとコミュニケーションしやすく、テーブルの有効スペースが比較的広い
ボート・楕円型」がおすすめ

【お部屋がコンパクトで、テーブルを置くスペースにあまり余裕がない場合は】
有効スペースが広く取りやすく、壁付けがしやすい
正方形・長方形型」がおすすめ

 

この記事のまとめ

①「正・長方形型」は、1人あたりの有効面積が広くなるが、隣の席と近接すると十分なゆとりを持てない場合がある

②「円(丸)型」は、角型と比べて天板の有効面積が狭くなるが、隣の席と一定の距離がとれるのでゆったり座りやすい

③「ボート・楕円型」は、広いスペースを確保しやすく、隣の席とも近接しすぎないため、ゆとりを持って座りやすい

今回の3種類のなかでは「ボート・楕円型」のテーブル天板がもっともオススメ

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沼民(ヌマタミ)のエダ

団塊ジュニア世代の二級建築士・インテリアコーディネーターです

30代まで仕事漬け→30代半ばでマンション購入→アラフォーで出産→小学校中学年男児の子育て中(モンテッソーリ教育実践園子どもの家へ通園していました)

”子どもにとっていい影響を与えるもの「環境(家)づくり」「知力・心・体への働きかけ」「”いい暮らし”をつくるのに役立っているインテリアコーディネーター(IC)・二級建築士」の資格について紹介しています

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