この記事はこんな方におすすめ
子ども用学習椅子の選び方を知りたい方
~この記事でわかること~
子ども用の学習椅子選び 後悔しないポイント!
①座面の高さ&奥行の調節機能があれば、小学校低学年~高校位まで対応しやすい
②低学年は足置きが付いたものを。将来的に取り外しができるものがベスト
③低学年のうちはキャスター付き(ロック機構)が使い勝手抜群
④座面の仕様(素材)は「座り心地」や「清掃性」を考える
子ども用の学習椅子。
学習机とセット販売されているものが多いですが、既存のテーブルや造作カウンターなどにあわせて
『単品の学習椅子』を探すケースも多いはず。
食事用のダイニングチェアとは異なり、学習目的で使う椅子は、長時間正しい姿勢を保てる椅子を選びたいもの。
子ども用学習椅子の選ぶ前に、これだけは押さえておきたいポイントをご紹介します。
目次
正しい姿勢で作業に集中!後悔しない学習椅子の選び方
学習椅子の種類には、「木製椅子」や「回転椅子」のほか、背もたれがない「バランスチェア」や「スツール」などの種類があります。
椅子の種類 | メリット | デメリット |
木製椅子 | 〇座面が動かないため安定感がある
〇他の家具と馴染みやすくデザインやカラーが豊富 |
▲奥行や高さの調節が難しい
▲座る度に椅子を引く必要がある |
回転椅子 | 〇奥行や高さの調節が容易 〇机との位置関係を調整しやすい |
▲ロック機構なしは動きやすいため使いづらい
▲脚部のデザインによっては、机下に収まらないことも |
バランスチェア | 〇正しい姿勢を維持しやすい
〇背もたれがないので、見た目の圧迫感が少ない |
▲サイズが大きめなので、机下に収まらない場合がある
▲特殊な座り方になるため、長時間の使用には向かない |
スツール | 〇コンパクトで場所を取りにくい
〇持ち運びがしやすい |
▲背もたれがないため、長時間の使用には不向き |
座面の高さ&奥行の調節機能があれば、小学校低学年~高校位まで対応しやすい
小学校低学年のうちは、一般的なワークチェアを学習用として代用するのはおすすめできません。
身体に負担がかかりやすく、正しい姿勢を長時間保つことができないのが理由です。
まず、必須の機能として考えたいのが、座面の高さ調節機能。
机との距離を常に最適に調節できるため、既存のダイニングテーブルや造作カウンターにも対応しやすくなります。
ちなみに・・・
子どもが無理なく座れる椅子の座面高さは「子どもの身長の25%」が目安。
例えば、子どもの身長が100センチなら、椅子の座面高さは「約25センチ」が適正です。
子どもの身長と椅子の座面高さの目安は、下表を参考に。
参考:厚生労働省HP
子どもの年齢 | 子どもの身長(目安) | 椅子の座面高さ (身長×0.25) |
机やテーブルの高さ (身長×0.44) |
1~2歳 | 76~89㎝ | 19~23㎝ | 33~40㎝ |
3~5歳 | 95~110㎝ | 23~28㎝ | 41~49㎝ |
6~8歳 | 114~126㎝ | 28~32㎝ | 50~56㎝ |
9~11歳 | 132~147㎝ | 33~37㎝ | 58~65㎝ |
「膝・腰・腕が90度の角度」になれば、正しい姿勢が保持できています。
「テーブル天板と足の間に余裕があり、太ももが動かしやすいかどうか」もチェックしましょう
低学年は足置きが付いたものを。将来的に取り外しができるものがベスト
特に小学校低学年の頃は、足が床にしっかり届かないと、足がぶらぶらしやすくなり、集中力が途切れやすくなる原因に。
まだ体が小さいうちは、足裏を安定しやすい足置き付きがおすすめ。
足置きが付いている学習椅子のなかには、「高さを自由に調節できるもの」や「自由に取り外し可能なもの」もあります。
年齢が上がっても使いやすくなります
低学年のうちはキャスター付き(ロック機構)が使い勝手抜群
一般的な椅子は、安定して座ることができますが、一方で、立ち上がりの動作がやや面倒。
特に小学校低学年のうちは、キャスター付きタイプが使い勝手抜群です。
さらに、座ると同時に自動的にロックがかかるタイプなら、椅子の位置が固定され、ストレスフリーで使えるように。
かつキャスターをよりスムーズに動かせるようになります
座面の仕様(素材)は「座り心地」や「清掃性」を考える
学習椅子の仕様(素材)でおすすめなのは、「合成皮革貼り(PVCレザー)」または「板座」。
なかでも、合成皮革貼り(PVCレザー)は、ファブリック(布貼り)と比べて汚れにくく、板座よりも座り心地に優れるのが魅力です。
板座は、ファブリックや合成皮革より耐久性があり、汚れにも強いのがメリット。
座面の仕様(素材) | メリット | デメリット |
合成皮革 (PVCレザー) |
座り心地が良い
カラーコーディネートが楽しめる |
破れや中材(ウレタンなど)のへたりにより修復が必要
夏はべとべとした感触になりやすい |
板座 | 破れや張り替えの必要がなく、耐久性が高い
メンテナンスが楽 |
合成皮革やファブリックよりも硬さを感じやすい(クッションや座布団が必要)
冬は冷たさを感じることがある |
ファブリック (布) |
座り心地が良い
合成皮革に比べて触り心地が良い 通気性に優れ、ムレにくい インテリア性が高い |
合成皮革と比べて摩耗しやすい
汚れや水気に弱い 破れや中材(ウレタンなど)のへたりにより修復が必要
|
「ファブリックなら汚れ防止のカバーをする」など工夫をすれば、
それぞれのデメリットを補うことができます
この記事のまとめ
子ども用の学習椅子選び 後悔しないポイント!
①座面の高さ&奥行の調節機能があれば、小学校低学年~高校位まで対応しやすい
②低学年は足置きが付いたものを。将来的に取り外しができるものがベスト
③低学年のうちはキャスター付き(ロック機構)が使い勝手抜群
④座面の仕様(素材)は「座り心地」や「清掃性」を考える