この記事はこんな方におすすめ
加湿器の加湿方式ごとの特徴を知りたい方
お子さんやペットがいる家におすすめの加湿方式を知りたい方
初めて読む方へ
このブログは、IC(インテリアコーディネーター)・二級建築士である「エダ(母)」が、「えだっち(息子)」の子育てを通して気づいたことを綴った実践記です。※2023年現在、えだっちは小学生(中学年)
加湿器の加湿方式についてのまとめ
【POINT❶】加湿器は加湿方式によって大きく4タイプある
【POINT❷】お子さんのいるご家庭におすすめの加湿方式は「気化式」と「ハイブリッド(加熱気化)式」
目次
加湿器は加湿方式によって大きく4タイプある
加湿器は「加湿方式」によって、大きく4つに分けることができます。
「超音波式」
超音波の振動をあてて水を微細な粒子に分解する仕組み。粒子を霧のように噴出します
◎本体が熱くならず、室温に影響を与える心配がない
◎アロマオイルを入れて香りを楽しめるタイプなど、おしゃれでデザイン性に優れる商品が充実
◎コンパクトなサイズ感のものが多く、それほど広くない場所でも設置しやすい
▲水分限界量問わず加湿できるので「加湿のしすぎ」に注意が必要
▲水の粒子が大きいため、水滴が床材や壁紙、カーテンなどにつくと濡れることも
▲お手入れを怠ると、雑菌がそのまま空中に放出される可能性がある
電気代の目安は?→1時間あたり0.4~0.6円程度(製品によって異なります)
こんな方におすすめ
- リーズナブルな価格で加湿器を購入したい方
- 加湿器の設置場所を広くとれない方
- 2~3日に一度は加湿器のお手入れができる方
「スチーム(加熱)式」
ヒーター内蔵タイプ。加熱することでお湯が沸き、水蒸気を発生させる仕組み
◎高温の蒸気を放出するので、短時間で湿度を上げることができる
◎室温を上げる効果が期待でき、広い空間にも対応しやすい
◎水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくく衛生面に優れる
▲吹き出し口が熱くなるほか、蒸気に触れると火傷する恐れがある
▲水が沸騰するまで時間がかかる。電力を必要とするので電気料金は高め
▲付着したカルキを放置しておくと、加湿能力が低下しやすい
電気代の目安は?→1時間あたり7~9円程度(製品によって異なります)
こんな方におすすめ
- 寒い日、室温を上げながら加湿をしたい方
- すぐにお部屋の湿度を上げたい方
- 清潔な水蒸気にこだわりたい方
「気化式」
水を含むフィルターに、風をあてて水分を気化させる仕組み
◎「加湿し過ぎ」を防ぐ自己調湿機能を備える
◎水の粒子が小さく、雑菌を放出するリスクが低い
◎ヒーターがないので熱くならない
▲送風量が多くなりやすい
▲モーターやファンの音が気になることも
▲発生する蒸気が冷たい
電気代の目安は?→1時間あたり0.1~0.3円程度(製品によって異なります)
こんな方におすすめ
- リビングダイニングなどの広い空間を長時間加湿したい方
- 結露やカビの発生を抑え、清潔な環境で加湿したい方
- 子どもがいても安全に使いたい方
「ハイブリッド(加熱気化)式」
「気化式加湿器+ヒータータイプ」は、水を含んだフィルターに温風をあてて、水分を気化して放出する仕組み。他に「超音波式+ヒータータイプ」などもあります
◎加湿した風が遠くまで届くので、広い空間にも対応しやすい
◎スピーディーに加湿することができる
◎水の粒子が小さいので、雑菌の放出を抑えやすい
▲気化式より消費電力が大きい
▲ヒーターを搭載しているため、価格が高め
電気代の目安は?→1時間あたり3~5円程度(製品によって異なります)
こんな方におすすめ
- 雑菌の発生を抑えて、清潔に加湿したい方
- スピーディーな加湿を求める方
- 子どもがいても安全に使いたい方
お子さんのいるご家庭におすすめの加湿方式は「気化式」と「ハイブリッド(加熱気化)式」
超音波式の加湿器はこまめにお手入れできないと、水の中などに含まれる雑菌が家の中に拡散されてしまう可能性があります。
また、火傷のリスクを考えると「スチーム式」もあまりおすすめできません。
ライフスタイルや価値観にもよりますが、お子さんやペットがいるご家庭には「気化式」や「ハイブリッド(加熱気化)式」がおすすめです。
この記事のまとめ
【POINT❶】加湿器は加湿方式によって大きく4タイプある
【POINT❷】お子さんのいるご家庭におすすめの加湿方式は「気化式」と「ハイブリッド(加熱気化)式」