子どもは2歳半時点の知能検査でIQ130超、現在小学生で日能研基準の偏差値58~62。偏差値65以上の公立中高一貫校への受験を予定しているヌマタミのエダが書いています
「周りの友人はすでに子どもが大きく、乳幼児の子育てについてなんとなく相談しづらい…」
「ネット情報や育児雑誌を、こまめにチェックする時間が取れない」
「知りたい分野について、より網羅的かつ深堀りした子育て情報がほしい」
責任ある仕事を任され、毎日めまぐるしく過ごしてきたなか、やっと迎えた出産・子育てのステージ。
とはいえ子どもが生まれたら「夜泣き」や「イヤイヤ期」など子どもの成長過程に、日々向き合わねばなりません。
誰しも、子育ての悩みや迷いはつきもの。
この先どこかで壁にぶつかったり、モヤモヤしたりするのは目にみえています。
では、悩みを抱えたとき、いざ相談しやすい存在がすぐ近くにいなかったら、どうすればいいのでしょうか?
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こんにちは、良書とよばれる育児本を読みこみ、子育てに関するプレッシャーから抜け出せたヌマタミのエダです。
初めての出産や子育ては、なにかと不安になりますよね。
まるで仕事のタスクをひとつずつクリアしていくかのように「失敗しない方法」や「一定の効果が得られるノウハウ」を求めたくなります。
ネットや育児雑誌も参考にするけど、子育ての方向を指南してくれるような情報が欲しい…
そこでおすすめしたいのが、昔から読み継がれてきた育児本や参考書籍を、常に手に取れる場所に置いておくことです
【結論】
- 育児本や参考書籍は「網羅・深堀り」された情報を得やすい
- 家族間で本の内容を共有しやすく、一貫性のある子育てができるようになる
- 同テーマの関連本を読むことで、さらに多様な子育て観に触れ、見識が広がる
この記事でわかること
- 育児書や参考書籍は主に5つに分類できる
- 育児書や参考書籍のメリット
○時代を経ても一定の評価が担保されているので信頼性が高い
〇知りたい情報について網羅されているので、知識の深堀りができる
〇子育ての指針として家族で共有しやすく、必要時にすぐ読み返せる - 育児書や参考書籍の留意点
▲ネットや育児雑誌と比べると、現代の子育て事情に合っていない場合がある
▲著者によって、考え方に偏りがみられることがある
▲外国の育児書の場合、日本とは異なる子育て方法が推奨されているケースがある
育児や知育に役立つ参考書籍と育児書7選|新生児~0歳児期におすすめ
目次
育児書や子育て専門書籍のメリットと留意点
育児書や参考書籍は主に5つに分類できる
子育てに関連する育児書や参考書籍は、大きく5つに分けることができます。
主な分類
- 保育現場や育児の悩みをよく知る方が、子育て不安に対するアドバイスをしたもの
- 児童精神科医、社会福祉学、心理学、脳科学の研究者などによる知見をまとめたもの
- 子どもに関連するできごとを、ジャーナリスティックな視点でとりあげたもの
- 親のための子育てマニュアル本
- その他、絵本のような体裁で書かれたもの
参考:流通経済大学学術情報リポジトリ 川﨑愛
学生が薦める育児本ー家族援助論の取り組みからー
育児書や参考書籍のメリット
メリット
○時代を経ても一定の評価が担保されているので信頼性が高い
〇知りたい情報について網羅されているので、知識の深堀りができる
〇子育ての指針として家族で共有しやすく、必要時にすぐ読み返せる
育児は「育自」ともいわれます。
昔から読み継がれている育児書は、その分野に精通した専門家の知見が網羅されています。
そのため、信頼性が高いのはいうまでもなく、親自身が勉強になることがいっぱい。
リビングなど、家族が過ごす場所に並べておけば「この育児本どう思う?」など、家族で話題にしやすくなります。
ネットや育児雑誌を見れば、旬な情報が手に入るのに、わざわざ育児書を読む必要ある?
育児書は、時代を経ても変わらない子育ての本質に触れているものが多く、多くの学びが得られます
育児書や参考書籍の留意点
一方で、育児書には、次のようなデメリットも。
留意点
▲ネットや育児雑誌と比べると、現代の子育て事情に合っていない場合がある
▲著者によって、考え方に偏りがみられることがある
▲外国の育児書の場合、日本とは異なる子育て方法が推奨されているケースがある
育児書は、ネットや育児雑誌と比べると、情報の古さがある点は否めません。
「現代の子育て事情に合わない」と感じる部分があったら、情報の取捨選択をしましょう。
外国の育児書の場合、「文化の差異」や「社会の背景」によって、日本では参考にするのが難しい子育て方法が推奨されているケースもあります。
ではここから、新生児~0歳児さんがいるご家庭におすすめの、育児本や参考書籍をご紹介します。
新生児~0歳児さんがいるご家庭におすすめの育児書7選
ここでご紹介する育児本は、すべて実際に読み、子育てのヒントになったものばかりです。
「0歳〇ヶ月」など見出しにある月齢は、家庭保育園の指導プログラムを元にしていますが、目安の時期とみてください。
【0歳1ヶ月~】育児&知育に役立つ参考本
『子どもへのまなざし』
福音館書店 佐々木 正美 著/山脇 百合子 イラスト
数々の臨床経験をもつ児童精神科医によって書かれた本です。
「子どもを受容することで、子に自信がめばえ、やがて人への信頼感が育つ」と、乳幼児期の大切さを語った内容。
初版は1998年、全324ページと読み応えがありますが、語りかけ口調なので意外にすらすら読むことができます。
1998年版『子どもへのまなざし』(↓)
2001年版『続・子どもへのまなざし』(↓)は「障がいをもつ子どもの育て方」「注意欠陥多動性障害(ADHD)をどう理解するか」など、現代における子育ての迷いや質問に対して、わかりやすく解説。
2011年版『完・子どもへのまなざし』(↓)は、シリーズの完結編。
昨今問題になっている「子どもへの虐待」や「ひきこもり」にも触れ、子どもとの接し方について考えさせられます。
『母乳で育てるコツ』
新泉社 山西みな子 著
著者は、看護師と助産師の資格を持ち、日本助産婦会東京都支部理事や自然育児法研究会会長を務めた方。
総合母乳育児(Total Breast Feeding=TBF)を提唱・実践活動されてきた経験に基づき、母乳育児に関する考え方が書かれています。
「生まれつき上手に飲めない子もいるので、はじめは人工乳でも良い」「早くから離乳や断乳をすすめる必要はない」など、気持ちが少し楽になるような記述も。
【0歳2ヶ月~】育児&知育に役立つ参考本
『早教育と天才』
玉川大学出版部 木村 久一 著・是枝 美香 著
早教育に興味があるなら一度は読みたい、2013年時点で第25刷というロングセラー本。
1800年代前半のドイツの教育論で、天才ヴィッテ君のお父さんによる教育方法が紹介されています。
乳幼児期から「言葉のアウトプット」「好奇心の育成」「ルールの習慣化」が重要など、現在の知育の働きかけに通じるものが多く紹介されています。
【0歳3ヶ月~】育児&知育に役立つ参考本
『赤ちゃんに算数をどう教えるか』
ドーマン研究所 グレンドーマン 著・ジャネットドーマン 著/人間能力開発研究所 監修/前野 律 翻訳
脳障害児に関する活動の先駆者として、また健常児の早期発達に関する活動でも知られる、グレン・ドーマン氏の本。
右脳の機能を用いて数を認識することをすすめており、ドッツカードの具体的な使い方を紹介しています。
知育教室によってドッツカードの使い方が違うので「数の概念」の考え方として参考にするのがおすすめ。
『見える学力、見えない学力』
大月書店 岸本 裕史 著
著者の岸本氏は「百ます計算」の生みの親であり、小学館の通信添削「ドラゼミ」の総監修を務めたことでも知られる方。
この方の弟子筋が隂山英男氏で、現在でも百ます計算を活用、小学生の基礎学力向上に成果をあげられています。
「家庭での規則正しい生活習慣」「読み・書き・計算の基礎学力」なくして、学力向上は望めないことが記されています。
『続・見える学力、見えない学力』(2001年版)
【0歳4ヶ月~】育児&知育に役立つ参考本
『イラストでみる乳幼児の一日の生活のしかた 生活リズムの確立』
子ども総合研究所出版部 河添 邦俊 著・ 河添 幸江 著
赤ちゃんに、理想的な生活のリズムを習慣づけるコツがいっぱい。
「カーテンを開けて明るくし、窓を開けて空気を入れ替える」など、当たり前だけれど大切なことがよくわかります。
なかでも早起きの習慣は、乳児の頃から身につけておくと苦労なく続けやすく、子供の育ちがよくなるのだそう。
他にも「朝食前に30分急ぎ足で散歩をする」「午前9~10時が、最も体の活性度が高い時間帯」など、読んでいて「ふむふむ」と思わせるものばかり。
【0歳6ヶ月~】育児&知育に役立つ参考本
『赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか』ドーマン研究所
グレン ドーマン 著・ブルース ヘイギー 著・ダグラス ドーマン 著/人間能力開発研究所 監修/前野 律 翻訳
「子どもの運動能力を高めるには、生後すぐから6歳までの働きかけが重要」と提唱している本。
子どもの年齢に合わせて、基本的な運動発達過程が図式化されています。
ブレキエーション(大人の親指や棒を使ってのぶら下がり)のやり方を詳しく知りたい方や、室内雲梯(うんてい)を買おうかどうかで迷っている方におすすめ。
≫この本に関連する別記事を見る『子どもの運動神経を飛躍的に伸ばす方法!脳の発達に影響する遊びとは』
今回は、育児本や参考書籍を取り入れた際のメリットやデメリット、また、おすすめの育児本7選をご紹介しました。
【結論】
- 育児本や参考書籍は「網羅・深堀り」された情報を得やすい
- 家族間で本の内容を共有しやすく、一貫性のある子育てができるようになる
- 同テーマの関連本を読むことで、さらに多様な子育て観に触れ、見識が広がる
この記事のまとめ
- 育児書や参考書籍は主に5つに分類できる
- 育児書や参考書籍のメリット
○時代を経ても一定の評価が担保されているので信頼性が高い
〇知りたい情報について網羅されているので、知識の深堀りができる
〇子育ての指針として家族で共有しやすく、必要時にすぐ読み返せる - 育児書や参考書籍の留意点
▲ネットや育児雑誌と比べると、現代の子育て事情に合っていない場合がある
▲著者によって、考え方に偏りがみられることがある
▲外国の育児書の場合、日本とは異なる子育て方法が推奨されているケースがある
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