「2023年度から変わったというインテリアコーディネーターの資格試験について知りたい」
「インテリアコーディネーター一次試験に合格するには、どんな学習方法がある?」
「おすすめのテキストや資格学校、通信教育(講座)を具体的に知りたい」
「インテリアコーディネーター(IC=Interior Coordinator)」の資格は、公益社団法人インテリア産業協会が認定している民間資格。
インテリアコーディネーター(IC)の資格を取得することで、インテリア業界で活躍できる可能性が大きく広がります。
しかしながら2023年度から、一次試験の内容が大きく変わったことをご存じでしょうか?
この点を踏まえつつ、しっかりと資格試験対策を行わないと、効率よく合格への道を目指すことが難しくなってしまいます。
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こんにちは、インテリアコーディネーター・二級建築士のエダです。
私は知識ゼロの状態から、インテリアコーディネーターの資格をめざし、一度の試験で合格することができました。
資格を取得した年齢は、35歳を超えてからです。
インテリアコーディネーターの資格を取得後、私はインテリアショップで働いたり、フリーランスのコーディネーターとしてさまざまな仕事をしたりと、希望の仕事に携われるようになりました
今回は、2023年度から導入された新試験の概要や、インテリアコーディネーター資格試験(一次試験)の学習方法を詳しくご紹介。
独学におすすめのテキストや資格学校、通信講座やe-ラーニング(動画学習システム)について解説します。
この記事でわかること
- インテリアコーディネーター資格試験(一次試験)は2023年度以降、CBT方式(受験から採点まですべてPC上で行う試験)に変更
- 一次試験は試験日が選択制、試験問題が都度変わる
- 一次試験対策は「独学で挑む」「資格学校に通う」「通信教育(講座)で学ぶ」「eラーニングを活用する」の4つの方法がある
- 全くの独学なら試験を主催する協会の公式テキストを揃えるところからスタート
- 時間と費用を抑えつつ、効率よく一次試験を突破するには、通信教育(講座)やeラーニング教材を活用する選択肢を検討してみる
目次
【2024年版】知識ゼロからの一発合格!インテリアコーディネーター資格の一次試験対策を解説
2023年度以降の一次試験は、受験から採点までPC上で行うCBT方式に変更
2023年度以降のインテリアコーディネーター(IC)の一次試験は、CBT(Computer Based Testing)方式に変わりました。
CBT方式とは、受験から採点まですべてPC上で行われるもの。
これまでのような、問題用紙やマークシートを使って解答していくスタイルではなくなりました
2023年度から、パソコン画面に表示される問題に対して、マウスなどを使って答えていくスタイルに変更されたんですね
2023年度から導入された、CBT方式の試験問題画面は、下のようなイメージ(↓)。
こちらは「5つある文章の左にあるチェックボックス2か所にチェックを入れる解答形式の例」です(↓)。
※画像はインテリア産業協会の公式HPからお借りしています
一次試験の合否通知時期に変更はなく、CBT方式による受験時に合否や得点を確認することはできません
マークシート方式からCBT方式に移行したことで、どんな部分が大きく変わったの?
2022年までの従来試験との違いをまとめました(↓)
インテリアコーディネーター【一次試験】実施方法のCBT方式移行に伴う主な変更点
~2022年度 | 2023年度~ | |
試験方式 | マークシート方式 | CBT方式 |
試験日 | 10月第2日曜(全国一斉) | 9月中旬~10月中旬(希望日を選択) |
試験会場 | 全国(9か所の指定会場いずれか) | 全国(希望会場を選択) |
試験時間 | 160分間 | 120分間 |
試験問題数 | 50問 | 36問 |
2023年度からは、一次試験の試験時間が40分も短くなったんですね
2023年度からの試験時間は120分となり、問題数も50問から36問へと減少しています
建築・インテリア関連の仕事に携わっていない受験者数は全体の約3割
一次・二次試験を通じた資格取得対象受験者に対する合格者数の推移[過去5年]
2023年度のインテリアコーディネーター試験の一次・二次試験を通じた、資格取得対象受験者に対する合格者数は、合格者数 2,034名/最終合格率 24.9%です。
2023年度の受験者数は、8,156名でした(※)
※一次試験の受験者数から二次試験を受験しない「一次試験<先取り>タイプ」で申請した受験者数を引き、そこに二次試験受験者のうちの「一次試験免除者」の数を加えたもの
建築・インテリア・不動産関連の仕事をしていない人で、試験を受けた人の割合はどれくらい?
2023年度の受験者数8,156名のうち、非就業者(学生や主婦)は363名(約2割弱)。
まったく異なる業界で働いている方は、243名(約1割)です(↓)
受験者のうち約3割は、建築・インテリア・不動産関連に就いていない方、または非就業者なんですね
勤務先の取扱品目別の合格者数
CBT方式に変わってから、一次試験の合格率は変わった?
CBT方式を導入して初めてのインテリアコーディネーター試験(2023年度)の一次合格率は、35%でした
2022年度(マークシート方式)の一次合格率は34.2%だったので、2023年度は0.8%合格率が上がったことになりますね(↓)
2023年度(第41回)インテリアコーディネーター資格試験の概要
一次試験 | 二次試験 | ||
受験申込者数 | 8,674名 | ※ 二次受験対象者数 | 4,312名 (内:一次免除者1,787) |
受験者数 | 7,746名 | 受験者数 | 3,577名 (内:一次免除者1,336) |
一次合格者数 | 2,713名 | 二次合格者数 | 2,034名 |
一次合格率 | 35.0% | 二次合格率 | 56.9% |
※インテリアコーディネーター資格試験の一次試験2023年9月15日~10月15日、二次試験2023年12月3日。それぞれ全国12地域で実施(インテリア産業協会公式HP)
2023年度インテリアコーディネーター試験の一次試験は、受験者の3人中1人が合格しています
問題数減少に伴い、ミスなく一問一問しっかり解答することが重要
従来のマークシート方式をやめ、2023年度からCBT方式に変更になったものの、主催元のインテリア産業協会は「出題科目や出題範囲は従来通り」と発表しています。
「従来の一次試験と同じ」と捉えていいのかな・・・
出題科目や出題範囲は「従来通り」かもしれませんが、試験時間と問題数が減少しているぶん「一問あたりの重要度が増している」と考えていいと思います
「一問一問確実に解答する」のが、一次試験の合否をわけるポイントとなりそうですね
一次試験をクリアするには、全9科目まんべんなく対策する必要がある
インテリアコーディネーターの一次試験対策は、CBT方式になったことで変わる?
出題範囲と審査基準は変わっていないので、マークシート方式を導入していた2022年までと同じテキストを使用できます
具体的にはどんな分野が試験に出るの?
インテリアコーディネーター試験の一次試験に合格するには、全9つの出題範囲をもれなく勉強する必要があります(↓)
インテリアコーディネーターの一次試験の試験範囲・審査基準
※画像はインテリア産業協会の公式HPからお借りしています
各科目、少なくても7割以上は正答するのが目安です
最も多く出題されるのは、どの分野?
年によって変わりますが
「5 インテリアエレメント・関連エレメントに関すること」
「6 インテリアの構造・構法と仕上げに関すること」
は、最も多く出題される傾向にあります
「5」「6」の次には、どの分野が多く試験に出る?
「5」「6」の次に多く出題される傾向が強いのは
「4 インテリアコーディネーションの計画に関すること」
「7 環境と設備に関すること」
の2分野です
第42回(2024年度)のインテリアコーディネーター受験概要
第42回(2024年度)インテリアコーディネーター資格試験の受験概要は、下記の通り。
2024年度インテリアコーディネーター資格試験 資格取得までのスケジュール
7月16日~8月31日 受験申込受付期間
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9月17日~10月17日 一次試験の試験期間(一次試験の受験票発行はありません)
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11月中旬 一次試験の合否判定通知の発行(ダウンロード開始)
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11月中旬 二次試験の受験票の発行(ダウンロード開始)
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12月8日 二次試験の試験日
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2025年2月中旬 二次試験の合否判定通知の発行(ダウンロード開始)・資格登録申請手続き開始
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2025年2月末 資格登録申請手続き期限
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2025年3月下旬 資格登録証の送付
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2025年4月1日~ 資格有効期間の開始
こちらの試験概要は、一次試験を中心に解説しています。
二次試験については、インテリア産業協会HP内「第42回(2024年度)受験概要」をご参照ください
試験日 | 2024年9月17日(火)〜10月17日(木) ※受験申込時に希望日時を1つ選択 |
実施時間 | 120分 ※実施時間の前にチュートリアル(操作説明のプログラム)が約3分あります。 |
試験地 | 全国47都道府県 試験会場は(株)シー・ビー・ティ・ソリューションズのウェブページに掲載されているテストセンター 会場候補一覧 https://cbt-s.com/examinee/testcenter/ (試験実施委託先の(株)シー・ビー・ティ・ソリューションズHP)※受験申込時に会場候補一覧の中から受験希望する会場と日時を選択 |
受験資格 | 年齢・性別・国籍・学歴・職業・経験は問いません |
受験申込期間 | 2024年7月16日(火)~8月31日(土) ※二次試験の受験申込も同期間 |
受験申込(受験区分) | ①基本タイプ(一次試験→二次試験) 受験料:14,850円(税込) 同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望する方 ※一次試験が不合格となった場合、二次試験を受験できません。 ※一次試験が不合格となり二次試験を受験できない場合や二次試験を受験しなかった場合においても受験料の一部返金は行なっておりません②一次試験<先取り>タイプ(一次試験のみ) 受験料:11,550円(税込) 一次試験のみの受験を希望する方 ※一次試験に合格した場合でも、同一年度内の二次試験の受験はできません【重要】過去3年以内に一次試験に合格している方は、③二次試験<一次免除>タイプで申し込む |
一次試験免除制度について | 一次試験のみに合格した方は、次年度から3年間、受験申込時に一次試験の免除申請(合否判定通知に記載された一次試験免除通知番号を申込時に入力)をすることで一次試験が免除され、二次試験のみ受験できます。
なお、3年間の免除期間が過ぎた場合は、再度一次試験からの受験が必要です。 |
試験科目 | 学科 |
出題数 | 全36問 |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式(※)に よる解答選択式 ※テストセンターに設置されたパソコンを使用して受験するもの 出題・解答は日本語のみ |
試験審査の範囲 | 1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること 2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること 3. インテリアの歴史に関すること 4. インテリアコーディネーションの計画に関すること 5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること 6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること 7. 環境と設備に関すること 8. インテリアコーディネーションの表現に関すること 9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること |
合否判定通知(一次試験) | 11月中旬発行(ダウンロード)開始予定 |
その他 | 受験申込はインターネットによる申し込みのみ。 受験申込方法、受験申込時の注意事項などの受験申込に関する詳細事項については、7月上旬に当協会ウェブページで公開予定 |
インテリアコーディネーター資格試験 受験概要(インテリア産業協会公式HPより一部抜粋)
一次試験対策には「独学で挑む」「資格学校に通う」「通信教育で学ぶ」「eラーニング(動画学習システム)教材で学ぶ」学習方法がある
独学で挑む
職務経験や受験経験にもよりますが、独学でインテリアコーディネーターの一次試験対策をする場合、250~350時間程度の勉強時間が必要といわれています(二次試験対策は、さらに+120~150時間が目安)。
独学で挑戦する場合
インテリアコーディネーターの一次試験を独学で勉強する場合
→必要な勉強時間は「約250~350時間」
※二次試験に進む場合は+100時間(一次・二次試験の勉強時間の合計は、300~400時間程度が目安)
そもそも、独学での一次試験対策って可能?
結論からいうと、インテリアコーディネーター資格試験の一次は、独学で挑戦することが可能。
ただし、下記のようなメリットとデメリットがあります
【独学】でインテリアコーディネーター一次試験対策をする際のメリットと留意点
メリット | 留意点 |
◎ 時間と場所に縛られず、自分のペースで勉強できる
◎ 費用が安く済む |
▲ 学習スケジュールの立て方が難しい
▲ 最新の出題傾向等の情報が得られにくい |
独学は自分の空き時間に活用できるのがメリットですが、勉強時間はどれくらい必要ですか?
効率よく学習するなら、少なくても1日に1~2時間程度、週に5日以上は勉強時間を確保したいところです
独学で一次試験対策をする場合、疑問点を自分で解決する必要がありますね。
でも、どんなテキストを選べばいいのかがわかりません
独学でインテリアコーディネーター資格の一次試験に挑戦する際に、ぜひ揃えておきたいテキストをご紹介します
インテリア産業協会発行の公式テキスト
「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」
独学でインテリアコーディネーター資格の一次試験に挑戦するなら、必ず入手するべきテキストは「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」。
インテリアコーディネーター試験を主催する、インテリア産業協会が出版している参考書です
インテリアコーディネーター試験受験者の必須本なんですね
はい、多くの大学や専門学校、各種通信教育の参考図書として採用されています。
B5版で上巻(252頁)・下巻(274頁)いずれも、定価は4,730円です
「インテリアコーディネーターハンドブック(上巻)」の掲載内容
第1章 インテリアコーディネーターの誕生とその背景
第2章 インテリアコーディネーターの仕事
第3章 インテリアの歴史
第4章 インテリアコーディネーションの計画
第5章 インテリアエレメント・関連エレメント
上巻だけでも、かなり時間がかかりそう…
上巻が終わってから、下巻を購入するのもあり?
上巻と下巻は関連性が高い内容が多いので、効率よく学ぶなら二冊同時に揃えるのがおすすめ
「インテリアコーディネーターハンドブック(下巻)」の掲載内容
第6章 インテリアの構造・構法と仕上げ
第7章 環境と設備
第8章 インテリアコーディネーションの表現
第9章 インテリア関連の法規、規格、制度
独学でインテリアコーディネーターの一次試験対策に挑むなら「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」を揃えるところから始めましょう
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「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」を使って勉強すれば、一次試験に合格できますか?
「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」は、いわば教科書的に使うもの。
文章量が膨大なので、この2冊だけで効率よく勉強するのは至難の業です
ハンドブックと合わせて使うと効果的なテキストはありますか?
2024年試験に対応した、こちら(↓)の用語辞典がおすすめ。
私が使ったのは旧版ですが、資格学校からおすすめされた重要テキストのひとつです
重要ワードをテーマ別に収録した
「まとめてわかるインテリアコーディネーター テーマ別用語辞典」
「まとめてわかるインテリアコーディネーター テーマ別用語辞典」は、どこの出版社から出ているの?
インテリア資格関連の問題集や参考書を専門に扱っている、ハウジングエージェンシー出版局です。
定価は3,300円(税込)。
ロングセラーの「一番役立つインテリアコーディネーター早引きプロ用語辞典」を、5年ぶりに大改訂したものなんですね
新試験制度に対応した初めての用語辞典で、充実の4200語、図表1,000点を収録。
重要ワードを「テーマ別」に収録しているので、1語調べるごとに、その関連用語が次から次へと頭に入ってきます
全452ページとは! 情報量がすごいですね
厚めですが、持ち運びがしやすいハンディサイズ。
カフェでの休憩中など、気軽に外出先で読むことができます
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教科書的な役割が「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」。
重要ワードを図解で説明したのが「まとめてわかるインテリアコーディネーター テーマ別用語辞典」ですね。
はい、でも、これだけではまだ不足。
2024年試験に対応した過去問集で、出題の方向性をつかみましょう(↓)
過去8年間の1次試験に出題された重要問題6年分を収録
「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2024【上巻・下巻】」
「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2024」の上巻は、定価3,630円(税込)、下巻は定価3,410円(税込)です。
「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2024【上巻・下巻】」も、用語辞典と同じ、ハウジングエージェンシー出版局から出ているんですね
ハウジングエージェンシーの過去問集は、独学でインテリアコーディネーター一次試験に挑む、多くの方に選ばれているのが特徴です
「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2024【上巻・下巻】」は、何年前までの過去問が収録されてるの?
過去8年間の1次試験に出題された重要問題6年分を収録。
分野別に類題をまとめて解くことができるので、記憶の定着率が大幅にアップします。
他の出版社から出ている過去問集と比べて、どんな点が違う?
「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2024【上巻・下巻】」を使うと、愛読者プレゼントとして、スマホで問題が解ける「WEBアプリ」も利用できるのがメリットです
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独学でインテリアコーディネーターの一次試験対策をするなら、これら3種類のテキストを最低限揃えるべきなんですね
- 「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」
インテリア産業協会 - 「まとめてわかるインテリアコーディネーター テーマ別用語辞典」
ハウジングエージェンシー出版局 - 「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2024【上巻・下巻】」
ハウジングエージェンシー出版局
はい。独学で一次試験合格を目指す方に、ぜひチェックして頂きたい参考書ばかりです
他にも「これがおすすめ」というテキストはありますか?
過去問をすべて解き終えてしまったら、一次試験で出題されそうな予想問題を解いてみましょう(↓)
2024年の出題傾向を徹底予想した
「インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究2024」
この「インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究2024」(ハウジングエージェンシー出版局)は、2024年7月5日に発売されたもの。
定価は2,860円(税込)です。
本試験の問題を、約5回分も収録しているんですね
はい。今年の出題傾向を徹底予想し、その他、分野別の問題150問や、模擬試験1回分を含んでいます
予想問題の分析は、独学で対応するのは難しいですものね…
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もっと多くの問題に触れるなら、一問一答タイプの本もありますよ(↓)
出題傾向を徹底分析した全500問を分野別に収録!
「インテリアコーディネーター1次試験 一問一答徹底研究【第5版】」
こちらもハウジングエージェンシー出版局のテキストで、定価は1,980円(税込)。
「インテリアコーディネーター1次試験 一問一答徹底研究【第5版】」は、どんな特徴があるの?
あらゆる出題パターンをバランスよく収録しているのが特徴。
なかでも第5版は、最新の出題傾向を基に、問題と重要語句を徹底解説しています
持ち運びやすいハンディサイズという点もいいですね
通勤や通学などのスキマ時間に、さっと取り出して読むことができますよ
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まとめると
独学なら、最低限この参考書・問題集を揃えておきたい(↓)
最低限揃えておきたい参考書と問題集【独学の場合】
- 試験を主催するインテリア産業協会の発行書籍
「インテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>」
インテリア産業協会 - 【2024年試験対応】4,200語、図表1,000点を収録
「まとめてわかるインテリアコーディネーター テーマ別用語辞典」
ハウジングエージェンシー出版局 - 【2024年試験対応】過去8年間の1次試験に出題された重要問題6年分を収録
「インテリアコーディネーター1次試験過去問題徹底研究2024【上巻・下巻】」
ハウジングエージェンシー出版局
余力がある方は、下で挙げた問題集にも挑戦してみましょう
余力があれば入手したい問題集【独学の場合】
- 【2024年試験対応】的中率抜群の最強予想問題集!
「インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究2024」
ハウジングエージェンシー出版局 - 【2024年試験対応】全500問を分野別に収録した一問一答集
「インテリアコーディネーター1次試験 一問一答徹底研究【第5版】」
ハウジングエージェンシー出版局
試験に一発合格したい!でも、独学で本当にいけるかな・・・
・・・独学に、一抹の不安がありますか?
自分にはどんな方法があっているか、比較検討したいです
わかりました。
では、独学以外の方法についてもみていきましょう
資格学校に通う
インテリア・建築関係の資格学校は、インテリアコーディネーター資格試験に合格するための長年のノウハウを備えており、働きながらでも通学できる学校が多くあります。
二次試験(製図や論文)対策にも強く、短期間で効率よく合格をめざす方に、特におすすめ。
資格学校に通学する場合
資格学校でインテリアコーディネーターの一次試験対策をする場合
週1日(土日・終日)~週3日(平日・夜間)などから選択
目安の勉強時間は「約200時間~」
資格学校に通う場合の、メリットと留意点を知りたい
資格学校には、主に下記のメリットと留意点があります
【資格学校(通学型)】でインテリアコーディネーター一次試験対策をする際のメリットと留意点
メリット | 留意点 |
◎ プロの講師に直接質問や相談ができる
◎ 同じ目標をもった仲間ができるなど、モチベーションを維持しやすい ◎ 資格取得後の就職・転職サポートが充実している |
▲ 独学や通信講座と比べると費用は高め
▲ 決められた時間(期間)に通学するため、自分のペースで学習するのが難しい |
働きながら資格学校に通学する場合、どんなスケジュールになる?
学校によって異なりますが、週末のいずれか1日(ほぼ終日)、または週3日(平日夜間の2~3時間/日)のカリキュラムですすめる学校が多いです
具体的には、どんな学校がある?
インテリア産業協会の公式HP内に、会員の教育機関を紹介しているページがあります(↓)
【参考】インテリアについて学べる学校リスト(公益社団法人インテリア産業協会)
数が多すぎて、絞りこむのが難しいですね…。
社会人が通いやすく、評判がいい学校はありますか?
はい。
私が通った資格学校は、残念ながら現在、インテリアコーディネーター資格対策コースを開講していません…(イニシャルでいうと”R”という学校で、とても良かったんですがご紹介できず残念)
しかし、同時期に資格学校に通い、無事一発合格した友人が多いので、その口コミをもとに、おすすめの学校をご紹介しますね
インテリアプロスクール HIPS(ヒップス)
HIPS(ヒップス)は、株式会社ハウジングエージェンシーが主催する資格学校。
インテリアコーディネーター試験制度の発足時から続く、唯一のライセンススクールで、30年以上もの歴史があります。
合格実績は、全国のスクールで第1位。
2023年度の一次試験合格者率は、74.6%(一般合格率は35.0%)。
二次試験合格者率は、80.9%(一般合格率は56.9%)です。
HIPSの母体は、試験制度スタート時から、30年以上に渡りインテリアコーディネーター資格試験を研究、参考書・問題集を発行してきた出版社のハウジングエージェンシー。
合格ノウハウを詰めこんだ、オリジナルテキストを活用しています
「独学で挑む」内で紹介したテキストの一部も、ハウジングエージェンシーのものでしたね
受講料は、どのくらいかかる?
東京校に限定されますが、インテリアコーディネーター1次試験に特化した講座は、132,000円(税込)です。※2024年現在
教育訓練給付金については、HIPS公式HP「教育訓練給付金制度指定講座一覧」を参照して下さい
気軽に受講できる、1日講座などはやっていますか?
はい、1次(学科)試験1日集中講座などがあります。
詳しくはHIPSの公式HP「合格対策講座一覧」で確認できます
総合資格学院
超難関として知られる1級建築士試験で、No.1の合格実績を持つのが総合資格学院。
総合資格学院では、インテリアのみならず建築の知識も含んだ、幅広い知識を求められるインテリアコーディネーター試験を徹底分析しています。
初受験でも 一発合格をめざすなら、どんなコースがおすすめ?
新試験に対応した「インテリアコーディネーター一次対策コース(トータルコース)」がおすすめです
「インテリアコーディネーター一次対策コース」の、具体的なスケジュールは?
「エントリー講座(必修項目習得講座)」→「一次対策コース」→「模擬試験1~3」→「アウトプット講義1.2」とすすめ、一次試験にのぞみます。
詳細は、総合資格学院公式HP「インテリアコーディネーター1次対策コース」を参照ください
「インテリアコーディネーター1次対策コース」で受講できる「通学映像」はどこでも見ることができるの?
はい、「通学映像」は、普段受講していない教室でも、映像ブースを無料で利用できるもの。
その他、24時間好きな場所で回数無制限で学習を進めることができる「e講義システム」も好評です。
自習室もあるので、積極的に活用したいですね
効率よく学習できそうですが、受講費が気になります・・・
「インテリアコーディネーター1次対策コース」の受講費は、275,000円(税込)です ※2024年現在
通信教育と比べると、やはりお高めですね。
教育訓練給付金は、利用できますか?
「インテリアコーディネーター1次対策コース」は、教育訓練給付金を利用することが可能です
「インテリアコーディネーター1次対策コース」を申し込むと、どんな学習サポートを受けることができる?
一人ひとりの学習能力を確実に高めるため、個別対応による学習相談を実施しています。
弱点を早々に補強できるので、学習効果を最大限に高めることができますよ
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まとめると
資格学校に通うなら、口コミ評価の高い、こちらの学校をぜひチェックしてみましょう(↓)
一次試験対策におすすめの学校【資格学校に通う場合】
- インテリアコーディネーター資格の合格実績が、全国のスクールで第1位
「インテリアプロスクール HIPS(ヒップス) - 一級建築士試験でNo.1の合格実績を持つ強みを生かす
「総合資格学院」
「独学」と「資格学校(通学型)」、いずれもいいなと思いつつ・・・
他の学習方法があれば、そちらも検討したいです
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では、3つめの選択肢をみていきましょう
通信教育(講座)で学ぶ
送付されてくるオリジナルテキストを使いながら、計画的に学習スケジュールをすすめていけるのが、通信教育(講座)で学ぶ方法。
「なるべく費用を抑えたい」「定期的に課題を提出し、添削してもらうことで、モチベーションを保ちたい」という方におすすめです。
通信教育(講座)で学ぶ場合
通信教育(講座)でインテリアコーディネーターの一次試験対策をする場合
1日あたり60~90分
目安の勉強時間は「約200~250時間」
通信教育(講座)で学んだときの、メリットと留意点を知りたい
通信教育(講座)で学ぶ場合、主に下記のメリットと留意点があります
【通信教育(講座)】でインテリアコーディネーター一次試験対策をする際のメリットと留意点
メリット | 留意点 |
◎ コストを安く抑えられる
◎ 通学の負担がなく、生活ペースに合わせて勉強をすすめやすい ◎ 定期的な課題提出やスケジュール管理により、効率よく勉強できる |
▲ しっかり自己管理しないと、勉強の進捗が滞りやすい
▲ わからない点が出ても、すぐに質問できる人がいない |
通信教育(講座)で勉強する場合、どんなスケジュールになる?
会社によって異なりますが、1日約60~90分の勉強が目安。
二次試験対策を含め、全8ヵ月程度のスケジュールが組まれているところが多いです
具体的には、どんな会社がおすすめ?
たくさんありますが、インテリア産業協会の公式HP内で紹介されている学校は特に安心です(↓)
【参考】インテリアについて学べる学校リスト(公益社団法人インテリア産業協会)
ハウジングエージェンシー
ハウジングエージェンシーは、インテリア・住関連資格の問題集・参考書の出版で30年の実績がある会社です。
インテリアコーディネーター資格試験・合格実績全国No.1という実績を達成した高いノウハウと、通信講座では珍しい受講生限定の就職サポートを用意しているのが特徴。
ハウジングエージェンシーの通信講座を選ぶと、どんなメリットがある?
質問は24時間メールで何回でもOK。
受講生専用ページで、最新の試験情報やお得な情報が得ることができます
受講料はどのくらい?
まず、1次試験合格を目指す方にオススメなのが「1次試験コース」。
初学者向きで、費用は44,000円(税込)です
そのほか、どんな通信講座があるの?
1次試験と2次試験の全てに対応したフルパッケージの「1次・2次試験コース」もあり。
こちらは教育訓練給付制度の指定講座で、費用は58,300円(税込)です。
ハウジングエージェンシーの通信講座には、オンライン学習は含まれていないの?
「1次・2次試験コース」を選んだ場合に限り、2次試験対策でeラーニングによる映像講義と専任講師による添削指導がついてきます
添削指導付きの学び方もいいのですが、インターネットを活用した学習方法にも興味があります・・・
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では最後に、こちらの学習方法をご紹介しますね
e-ラーニングを活用する
e-ラーニングは、パソコンやタブレット、スマホなどを介して行う、オンライン教育です。
「視覚的にわかりやすい内容で、理解度を深めたい」「移動時間や外出先での隙間時間を生かして勉強したい」方に特におすすめ。
e-ラーニングを活用する場合
e-ラーニングを活用しながらインテリアコーディネーターの一次試験対策をする場合
1日あたり60~90分(隙間時間1回15分位~OK)
目安の勉強時間は「約200~250時間」
e-ラーニングを活用した学習方法の、メリットと留意点を知りたい
e-ラーニングを活用して学ぶ場合、主に下記のメリットと留意点があります
【e-ラーニングを活用】してインテリアコーディネーター一次試験対策をする際のメリットと留意点
メリット | 留意点 |
◎ 時間や場所を選ばない
◎ 反復学習を繰り返すことで、知識が定着しやすい ◎ 教育の質が均一かつ、教材改変が容易なので常に最新の学習環境で学べる |
▲ 原則一人で勉強するため、モチベーションの維持が困難(独学同様)
▲ ネット環境のない場所や電波状況が良くない所では視聴できない |
働きながらe-ラーニングを活用して勉強する場合、どんなスケジュールになる?
運営会社によりますが、
1日約30分~学習することができます。
最短3ヵ月半~6ヵ月で学習できるところが多いですよ
具体的には、どんな会社がおすすめ?
たくさんありますが、インテリア産業協会の公式HP内で紹介されている学校から選ぶと安心(↓)
【参考】インテリアについて学べる学校リスト(公益社団法人インテリア産業協会)
ハウジングインテリアカレッジ・HIC(エイチアイシー)
ハウジングインテリアカレッジは、1983年に日本初のインテリアコーディネーター試験対策スクールを開講した専門校。
通学講座も30年以上開講しているほか、専任講師は、インテリアコーディネーターの資格試験に精通した実務経験者揃い。
ハウジングインテリアカレッジの通信講座は、どんな特徴があるの?
ハウジングインテリアカレッジの通信講座「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」は、動画学習システム(e-ラーニング)が含まれています。
二次試験の対策も含まれており、標準学習期間は3~8ヵ月。
e-ラーニングが含まれる「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」の受講料は?
「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」は、通常価格68,200円(税込)。
合格応援キャンペーン中なら、さらにお安くなりますよ。
「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」は、教育訓練給付制度の対象になる?
はい、教育訓練給付制度の対象になります。
詳しくは、ハウジングインテリアカレッジ公式HP内「教育訓練給付金について」を参照ください
「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」の特徴は?
2024年度より、サポート期間が試験2回分となりました。
1回めの試験で合格できなかった場合、次年度の試験(2回目)まで受講を継続できます(※)
※教材は1回分です。二次試験対策添削問題も7題のみです
※教育訓練給付金制度を利用する場合は、二次試験対策添削問題を1年以内に提出頂く必要があります
ハウジングインテリアカレッジの「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」の動画学習システム(e-ラーニング)は、どんな特徴があるの?
ハウジングインテリアカレッジの動画学習システム(e-ラーニング)は、1日30分の学習をすると約1ヵ月半で、全ての単元を学べるスケジュール感です(↓)
「これまでの学習時間」や「学習の進捗度」などが一目でわかるんですね
はい。
自分の頑張りが目にみえるので、モチベーションUPにも繋がりますよ
質問メールは、回数無制限でOKなんですね
はい。
「1日1質問まで」という条件がありますが、講師にいつでも聞けるという安心感があります
孤独感や焦りを感じることもなさそうですね
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この記事のまとめ
- インテリアコーディネーター資格試験(一次試験)は2023年度以降、CBT方式(受験から採点まですべてPC上で行う試験)に変更
- 一次試験は試験日が選択制、試験問題が都度変わる
- 一次試験対策は「独学で挑む」「資格学校に通う」「通信教育(講座)で学ぶ」「eラーニングを活用する」の4つの方法がある
- 全くの独学なら試験を主催する協会の公式テキストを揃えるところからスタート
- 時間と費用を抑えつつ、効率よく一次試験を突破するには、通信教育(講座)やeラーニング教材を活用する選択肢を検討してみる
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